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エリック・ゲイルってもう故人なんだけど、スタッフの
ギターだったひとね。
ちなみにスタッフのもう一人のギターはコーネル・デュープリー
なんですけど。
インタヴューでエリック・ゲイルは言っていました。自分はリード
ギターを弾くときはソロであれオブリガードであれ呼吸を意識すると。
ギターって楽器は吹奏楽器じゃないから息とは直接関係ない。だから
歌や管楽器なら必ず入るブレスの部分なしで弾き続けることができる。
しかし、彼に言わせればそう弾くのは歌や、ジャズでは花形リード楽器
であるサックス・トランペットのフレーズとはかけ離れたものになって
しまい、良くないというのだ。歌心というものを失ってしまうという
ことを言っているのだ。
確かに機関銃のように連続してフレーズを繰り出すメタルなギターや
アル・ディメオラのようなスタイルは聴いていて息苦しくなってくる。
無意識のうちに息を止めて聴いてしまうせいもあって。
ギターのフレーズやアーティキュレーションを組み立てるときに一息で
歌える長さを意識しながら弾くのである。歌でいうブレスにあたる部分
は休むのである。そんなものだから、エリック・ゲイルは休符の天才で
ある。ゆったりした少ない音数でグルーブ感あるソウルフルなフレーズ
が弾けるのである。
若い頃にこういうギタリストを知ることができてホント幸運でした。
いい勉強さしてもらいました。弾くばかりじゃない、弾いていない
ところの大切さを教えてもらいました。
その辺をふまえて他のギタリストを聴いてみると早弾きが得意な人でも、
センスの良い人は自然とこれができているんですね。ジャズ系ではケニー・
バレルとかだってそうだし、ロック系ではジェフ・ベックなんかもそう
ですね。ベックの休符も絶妙ですよ。トリッキーな部分ばかりに目がいっ
ちゃうけどね。ブルース系のギタリストなんかみんな上手いですよ。例を
あげるまでもないけど、スリー・キングたちなんかみんな休符の達人です。
そういえばスタッフのライブにエリック・クラプトンが飛び入りしよう
としたとき、「どこのエリックだって?この辺でエリックといったら俺様
のことにきまってるだろ!」と悪態ついたという逸話がありますが、私は
結構この話が好きです。
下の画像はエリック・ゲイルのソロアルバムね。これはゴスペル風の
オケにあのギターがからむというなかなか他にない感じの音楽です。
スタッフとはまた趣が異なる。高校生のとき、500円以下で入手。それ
なりに愛聴しました。
http://8821.teacup.com/marons/bbs
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